シッパイシナイノデ

投稿日:2020/05/21カテゴリー:日記コメント:コメントはまだありません

ああ~美味いラーメン食いてえな~。

最近とくに思います。

今にも名店にダッシュしたい気持ちですが(絶対行くからね!)

行きたくても行けない。そんなときアナタならどうしますか?

 

1)即席麵を買いに行く。

 

2)スープから自分で作る。

 

3)麺から自分で打つ。

 

4)???

 

下にいくにしたがってプロに近づきます。

ちなみに4)は「店から自分で作る」です。

もちろん私は1)の「即席麺を買いに行く」ですが、

問題はその時の「美味いラーメンが食いてえ」度がいかほどのものかということ。

その時の私はかなり「美味いラーメンが食いてえ」度が高く、

でも「美味いラーメンが食いてえ」度が高いからといってスープや麺から自分でつくるのか?

その覚悟がありや?なしや?

 

なしや!

 

問われるや否や、なしや!!わりと強めに、なしや!!!

 

今の俺には無理っす。

でもね、でもこんな道端に転がっている石ころのような俺だって、

そこそこでいいから「美味いラーメンが食いてえ」っす!

 

結果、

1)「即席めんを買いに行く」と、2)「スープから自分で作る」の間にもう一つ設けました。

 

1.5)具を自分で作る

 

具を作る?なんの具を作る?

作る具を具体的に言うと勿論、

 

チャーシュー

 

食べればその店のレベルがわかるとまことしやかに巷で囁かれているチャーシュー。

ラーメンの具といったら10人中9人が答えるであろうチャーシュー。

どこかのおっちょこちょいが1人くらい言っちゃうのは煮卵。

チャーシュー食さずしてラーメン語るべからず!

私チャーシューを作らせていただきます!

ってことで、

 

「アレクサ、チャーシューのこさえ方教えて」

 

と言いながらアレクサないから自主的にクックパッドで検索。

材料をメモって財布握りしめ、積極的にマスクを装着!

 

「必殺!ソーシャ~~~ルディスタ~~~~ンス!」の気持ちで買い出し。

 

メモには豚肩ロースブロックと書いているんだが……

スーパーで見ると豚肩ロースブロックって高いのよね奥さん。

見回しても他の豚肉の塊ってそんなに並んでないのよね奥さん。

どうします奥さん?

う~~~ん、

 

鶏肉でいっか。

 

「必殺!妥~~~~~~~協っ!」

 

人生って理想を追い求めるんですが、すぐに現実の壁にぶつかるんですよね。

 

「それでいいじゃないか。

 その時のベストを探れよ。

 そのベストをつかみ取れよ。」

 

心の声がいいかんじに囁いてくれてます。

ということでその時のベストを探るべく私のスーパーコンピューターが計算をはじき出す。

 

ブタカタロースブロックハネダンガタカイ…

ギュウニクハモットタカイ…

トリニクデモムネニクハパサパサ…

 

ピコン!

 

俺の頭の中のスパコンが叩き出したのは、

 

鶏もも肉のブロック。

 

鶏肉ラーメンってありますもんね!

なんか今は豚より鶏の方が食べたいかも~~~。

即効で鶏肉チャーシューにシフトチェンジする俺の柔軟さ。

ファーファと呼んでくれて結構だ。

 

あと問題なのがレシピに「ネギ」を入れると書いてあるんですよね。

何度も言いますが、私「ネギ」が大っっっっっ嫌いなんですよね。

本当に入れなくちゃダメなんですか?

今まで俺が食べてきた何百、いや何千枚のチャーシューたちは皆見えないネギスーツを纏っていたと?

ウソだろおい。

なんだよ、この俺にネギと手を握れというのか?

嫌だ。

コロナ関係なくネギとは距離を取りたい。

じゃあどうする?美味いラーメンは諦めるのか?

 

ええい!畜生!心の声カモン!!

 

「落ち着きなさい。

 戦の中で真の敵にに勝つために、違う敵と手を組むのは定石。

 目先ではなく大局を見よ。」

 

俺は震える手を抑えながらネギを買い物カゴに入れた。

 

 

帰ってきてレッツクッキング!

でも鶏もも肉ってわりと横に広がってペタ~ってなるんですよね。

なのでこれを、@こう巻いて、

広がらないように周りをタコ糸で 井井井井 こんな感じに巻いていくわけだが…

 

ああ畜生、面倒くせえ。

 

巻き方の正解がわからねえ。

 

手がベトベトする。

 

糸が!糸が~~!わあああ~~~!

 

と、その道中のご陽気なこと~チャチャチャンチャンチャン♪

と「さわぎ」でも聞こえてきそうなくらいてんやわんや。

 

ただこれも「美味いラーメンを食べる」ためである。

そう、目的は一つ!ワンチーム!

なんとか二つの鶏もも肉を糸で江戸時代の下手人のようにお縄にしてやりました。

 

だが俺にはもう一つ成すべきことがある。

 

そう。買ってきたネギの白い部位と青い部位(以後ネギ青)の切除。

 

おそらく臭みを取る的な役割だろうが、チャーシューを煮るのに「ネギ青」がいるらしいのだ。

「美味いラーメンを食べる」「ワンチーム」心で唱え、深呼吸をし、

 

切除。

 

成功。

 

切った包丁の臭いをさりげなく吸引。

 

臭え!

 

やっぱり臭え!

 

臭み取るためのお前が臭え!

 

ダメだ仲良くできねえ!

 

「お前美味しくしなかったら俺の人生から干すからな!」

 

と悪態をつきながら鍋に投入。

その他の材料も入れ、アク取って、調味料、あとは弱火でコトコト煮こむと…

 

……

 

……

 

……

 

え?長くない?

どんだけ待つの?

さっきあれだけワーワー忙しかったのに?

なんか急に時間が止まった感じ。

いつまで?いつまで待てばいいの?

心ばかりが焦る。

いいのかな?なにもしなくていいのかな?

 

心の声カマーン!!

 

「いいんじゃない。

 空いた時間に何かやりたけりゃやりゃいいし。

 やらなくったっていいんじゃない。」

 

心の声はいつも俺にやさしい。

 

よし!もう一品なにか作るか!

 

とみせかけてコーヒーブレイク~~~。

うちの亀ちゃんを眺めながらコーヒーブレイク~~~。

いや~亀ちゃんと飲むコーヒーは格別ですわ。いくらでも見てられるんですわこれが。

あっと言う間に時も過ぎちゃう。まるで竜宮城。

 

どのくらい煮たんだろう?チャーシューもそろそろかしら?

愛しの亀ちゃんたちに別れを告げ、鍋の蓋を開けるてえと、

ボワンと煙が出て~

 

 

 

 

 

 

 

 

ベリーナイスな鶏肉チャーシューの完成!

イエーイ!マジ美味そう!!!

 

鍋から出して、まな板乗っけて、タコ糸切ったらプルンプルンのプルンプルンのプルンプルン。

さあいよいよ、

「チャーシュー入刀!」のアナウンスを自主的に入れ、

 

パパパパ~~~ン♪

 

とチャーシューを輪切りにしようと包丁を入れたら、

 

ボロボロ~~~ンと崩れたよ。

 

わあ、ママ、ジェンガみたい。

 

OH!NOーーーーーー!!!!

 

 

【解説】鶏肉は柔らかいので煮すぎに注意しなくちゃいけないんだ。

    志の八は亀と遊ぶのが楽しすぎて時間が経っていたのに気づかなかったんだね。

 

 

OH!NOーーーーーーー!!!!!

 

そりゃ初めてで大成功するとは思ってないけどさ。

せめて、切ったら丸く平っぺったいアイツでいて欲しかった。

時間をかけてできたコイツ……海辺のテトラポットみてえじゃねえか。

 

でもまあせっかく作ったんだし、

ちょっと浦島さんちの太郎さんになった気分で食べるか……

 

 

 

 

 

 

クックパッドってスゴイな……

 

 

激ウマじゃねえか……

 

 

心の声カモン!

 

 

 

 

 

 

 

心の声はいつも俺にやさしい。

 

 

 

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